四月から休館になってしまう、礫川浮世絵美術館の休館前最後の展示の「松井英男・晴江コレクションの45年」展へ行って来ました。
今回は所蔵品の中でも、特に有名で貴重なコレクションが並んだ、見応えのある展示でした。
昨年末に松井英男館長先生がご逝去され、四月からの休館となったそうですが、毎月状態の良い初摺りの名品を惜しげなく、ちょうど良い点数のボリュームでじっくり拝見させて頂ける、貴重な美術館でしたので、とても残念です。
こちらの美術館では、一昨年の2011年の秋に、美術館の企画展として、イラストレーターで江戸文化研究家の篠原知子さんと共に「江戸の女たち」〜篠原知子・鈴木ゆかり二人展〜を開催して頂きました(3点の写真はその際の展示風景です)。
その際には、松井館長先生始め、スタッフの皆様に、大変に良くして頂きお世話になりました。
イラストレーション専門のギャラリー以外での展示は、初めての経験でしたが、ここ数年、時代物に惹かれて描いていたので、普段のギャラリーでの展示ではご覧頂く事の少ない、浮世絵や江戸・時代物好きなお客様などに多数ご覧頂く事が出来、嬉しい励ましのお言葉を頂けたりと、とても貴重で有難い経験をさせて頂きました。
謹んで、松井英男館長先生のご冥福をお祈り申し上げます。