表参道の伊勢半本店 紅ミュージアムさんでの「江戸の化粧再現講座」〜基本の白粉化粧編〜へ行って来ました。
まずは学芸員さんからの、江戸時代の化粧書や美容指南書として知られている『都風俗化粧伝』や『容顔美艶考』の、総合美容読本としての多岐に及ぶ内容の紹介が。
そして、江戸期の化粧法のデモンストレーションへ。
日本髪風のアップに髪を結い上げた着物姿のモデルさんに、メイクアップアーティストさんが『都風俗化粧伝』の記述に沿って、白粉化粧をして見せてくれます。
素顔も綺麗なモデルさんでしたが、白粉化粧が本当にもの凄く似合うモデルさんで、仕上がりは、現代女性にはない、何とも言えない清楚な色香漂う、美しい美しい姿にうっとりしてしまう程でした。
モデルさんのプライバシーの問題で、お写真をSNSなどには掲載出来ず、残念なのですが、講座参加者の資料や記念などの為の撮影については、許可されたので、私も他の講座参加者も、化粧の行程ごとと、仕上がりの美しい姿を沢山撮影させて頂きました。
講座修了後には、江戸時代から変わらない製法で紅花から抽出される「紅」を使用した、天然色素の食紅で、かつて宮内庁御用達としてご用命を賜ったという「御料紅」を使った「虎屋」さんの生菓子と、紅花の花弁と種を焙煎したというべにばな茶を戴きました。
ビタミンEやリノール酸・食物繊維が豊富に含まれ、体が内側から温まるという、べにばな茶と米沢の紅花染めの小袋をお土産に購入。
『都風俗化粧伝』などの資料書物などで、文章だけでは、手順などを読んでいましたが、実際の手順と仕上がりを見ることが出来、納得と新しい気付きもあった、有意義な講座でした。