表参道の銕仙会能楽堂研究所で「銕仙会青山能〈5月〉」を鑑賞しました。
能「夕顔」。
怨霊に取り殺された夕顔が光源氏との束の間の恋を憶い舞う、というお話し。
谷本健吾さんの夕顔上の舞い、はかなくて、とっても美しかったです。
青山能では、終演後に能楽小講座として、能楽師さんがその日の演目を初心者にもわかりやすく解説してくれるコーナーがあり、この日は「夕顔」について解説して下さいました。
とても難しい演目とのことで、この様に難しいと言われる演目については、事前に少しお勉強をしてから鑑賞した方がたのしめるのでは?との解説に、私自身は、今回も能楽妄想ナイトで基礎知識を仕入れられていた事もあってか、谷本さんの夕顔上の儚く清楚で美しい舞いに、目も心も惹かれ、夕顔上の哀しさに胸が切なくなる様な感動を味わう事も出来た、すてきな舞台でした。
終演後には、お能を観てみよう、と思うきっかけを作ってくれた、能楽妄想ナイトの主催者でもある友人が、妄想ナイトへの常連参加者で、能鑑賞に精通されているご友人との会に誘ってくれ、能楽についてお話しさせて頂きました。
能鑑賞についての深い知識をやさしくわかりやすく教えて下さったり、お能鑑賞超初心者の私とも親しくたのしくお話しして頂き、とてもうれしく感謝のすてきな夜でした。