『小説新潮』4月号挿絵

流人富士

新潮社『小説新潮』4月号・時代小説特集に掲載の植松三十里先生「流人富士」のタイトルイラストを描かせて頂きました。

遠島に処された旗本が、罪の意識と父との確執の重い気持ちを 優しく厳しい自然の島の生活の中、家族と友人との暖かな繋がりで、乗り越え、再生し、大業を成し遂げて行く読み応えのあるお話し。

葛藤や愛情や友情のドラマに心を熱くしながら、流人の島・八丈島の実情を知る事も出来るとても興味深いお話しです。

『小説新潮』で植松先生の作品に挿絵を描かせて頂くのは、今回で4回目ですが、毎回、歴史上の事実の中に、心に訴える人間的なドラマを見せて貰いながら、まるで自分自身がその時代に行ってそれを見て来たかの様に、知らなかった史実の細かい部分までを知る事で、心に染みる人間ドラマと共にその事実が心にすとんと落ちる様な納得が出来る、すてきな体験をさせて頂けます。

この度もすばらしい作品の挿絵を描かせて頂け、とても光栄でした。
ありがとうございます。

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いままでの植松三十里先生の作品の挿絵については、こちらをご覧下さい。

『小説新潮』4月号「御馳走役拝命」挿絵
『小説新潮』10月号「落ちのびよ」挿絵
『小説新潮』7月号「八犬伝の筆」挿絵

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