先週末の「夜桜の会」へは、薄藤木枯色のほたるぼかしの小紋の羽織で出掛けました。
一枚きりしか持っていない羽織は、濃茶色のむじな菊柄。春らしい色合いの羽織が欲しくて、極少ない持参している着物に合わせやすそうなこの小紋に、肩裏はクリーム色の霞ぼかしを。
葡萄紫と白紅藤のぼかしの丸組の羽織紐を合わせました。
3月の羽織は単衣仕立と聞きましたが、なにせきもの初心者のやっと2枚目の羽織。お店の方からも、袷での仕立てを薦められ、袷仕立てに。
桜の咲く頃になったら羽織は脱ぐ、との言葉もありますが、夜からのお出かけだし!!という事で、羽織って行ってしまいましたが、花冷えの寒い夜だったので、体感的には快適に過ごせました。
帯は西陣の白地に菱更紗の名古屋帯。
疋田染の小紋に裏葉色の帯揚げと薄紅藤の平組の帯〆を合わせました。
「夜桜の会」という事で、桜にちなんだ何かを身に着けて、とのお誘いだったので、桜の扇子を持参しました。
帯揚げと帯〆も桜の葉と花の色をささやかにイメージしたつもりで。
参加のみなさんのすてきな桜柄のお着物や帯の着こなしに、うっとりと憧れ、目の保養をさせて頂きました。