弥生美術館で開催中の「〜耽美 華麗 悪魔主義〜 谷崎潤一郎文学の着物を見る 〜アンティーク着物と挿絵の饗宴〜」展へ行ってきました。
着物は「細雪」「痴人の愛」「春琴抄」などの作品に登場するヒロインの姿をアンティーク着物で再現した展示。
当時の挿絵も併せてパネル展示され、物語のあらすじや一場面も紹介されています。
挿絵や装丁を錚錚たる画家が担当していて、ぜひその原画を見たい!!という気持ちに。
棟方志功や小倉遊亀、小出楢重などの有名どころの他に、菅楯彦の作風に惹かれました。
「乱菊物語」の北野以悦と北野恒富、「谷崎潤一郎新々訳源氏物語」の太田聴雨の美しい線も、原画で見てみたい!!と思わされます。
着物と挿絵で、谷崎潤一郎文学の世界をたっぷりと味わえる展覧会でした。