山種美術館で開催中の「浮世絵 六大絵師の競演ー春信・清長・歌磨呂・写楽・北斎・広重ー」展へ行ってきました。
新しい山種美術館で浮世絵のコレクション展を見るのは今回が初めて。
日本画専門の美術館として知られている山種美術館ですが、浮世絵のコレクションとしては小規模ながら、保存状態の良さなどから、粒ぞろいの浮世絵コレクションとして、高い評価を受けているとの事。
保存状態が良い作品を見られるのはうれしい、とたのしみに伺って来ました。
前触れ通りの色鮮やかさを残した状態の良い名品揃い。
大好きな春信の、世界で数点しか残っていないとされ、稀少とされる『梅の枝折り』もとてもいい状態。
そして、広重の保永堂版の『東海道五十三次』は、全56枚が一挙公開で、多くが初摺りという揃い。
こちらも良い状態揃いで、広重作品で巡る、色鮮やかな東海道の旅を堪能出来ました。
私は浮世絵は近くでじっくり見たいタイプなので、山種の様なこじんまりとした気持ちのいい美術館で、優作の一品一品をゆっくりじっくり味わえるのが、いちばんうれしくてたのしめるなと、充実した気持ちのいいひと時をすごしました。