光り舞う蛍の姿を見たくて、目白の椿山荘へ行って来ました。
せっかく出掛けるので、この時期まだまだ明るい夕方から、ホテルの庭園内にあるそば処「無茶庵」さんで「蛍光」と名付けられたそば会席を戴きながら、日が暮れて、蛍の光りが見やすくなるまでの時間をおいしくたのしく過ごし、すっかりとっぷりと日が暮れてから、庭園内のほたる沢へ。
思っていた以上に沢山の蛍が光り輝く沢。
そして、こちらも思っていた以上に沢山の観賞する人で混雑した沢に掛かった弁慶橋からは、写真を撮ることも難しい気持ちになり、直接目に焼き付けることだけに。
ホテル館内にある、ほたるの洞窟ビオトープでは、滝の裏に生息する蛍を間近に観察することが出来ました。
日本庭園の美しい椿山荘さんへ伺うので、浴衣ですが、絹紅梅に半衿を付けて、紗献上の博多帯をお太鼓に結んで。
ほたるの夕べということで、蛍の扇子を指しました。
扇面と親骨の部分にも、彫り色が付いた蛍が蒔絵と合わせて描かれています。
季節限定の柄の着物や帯に憧れながら、手を出しにくい着物初心者なのですが、まずはこんな小物で、手軽に季節感を味わうのをたのしんでいます。