江戸友禅作家・清水雄一さんの更紗柄の染帯、染め・仕立て上がって来ました。
ちょうど二年程前に青海波菊の染帯をお嫁に戴いた清水さんの作品。
その際に見せて頂いていた作品の写真の中の、この更紗柄の帯にも、とても強く惹きつけられ、いつかきっとお嫁に戴きたい!!と思っていましたが、この鳥柄のすてきな更紗、酉年のうちに戴くのが絶好のご縁では?!と、酉年の特例?!で思い切って箍を大きく外し、お願いすることに。
写真で見せて頂いた作品は、赤地でしたが、地色は好みの色に染めて下さるとのことで、悩みに悩んだ挙句、いちばん好きな色、ターコイズブルーの様な色目に染めて貰うことに。
この色は江戸友禅では使わない色目ということで、清水さんご自身も初めてお使いになる色とのことでしたが、いいかも!!と仰って下さり、染め上げて下さいました。
染め上がってきた帯は、作品写真で拝見していたよりも、さらにずうーーーっと繊細で細やかで、ため息の出る様なすばらしい仕上がり!!
この写真でも、実物の繊細さは再現しきれない細やかさと深みのあるすばらしい染めです。
地色も想像していた以上にいい色目で、この更紗柄にぴったりですてき!!
清水さんご自身も、いい地色だったと仰って下さり、よりうれしくなりました。
すてきなすてきなすばらしい作品、大切に締めさせて頂きます。