歌舞伎座で上演中の「吉例顔見世大歌舞伎」昼の部へ行ってきました。
一幕目は染五郎さんの「鯉つかみ」。
「鯉つかみ」は、私自身は初めて観る演目で、一昨年ニュースで、染五郎さんがラスベガスの噴水で行った公演の様子を見て、面白そう!!と思っていたのですが、歌舞伎座での上演も初めてとの事。
鮮やかな早替りや、この時期に本水を使った迫力と気力満点の大立廻りで、ケレン味満載のたのしいたのしい舞台。
これはラスべガスの舞台でもさぞや映えたでしょうし、あちらのお客様も存分に歌舞伎の魅力を味わわれたのでは?と納得の大満足な一幕。
二幕目「奥州安達ヶ原」の吉右衛門さんの貞任はさすが。
竹本の熱い語りと重厚な三味線が、心に沁み響いて、とてもすばらしかったです。
そしてそして三幕目。今月いちばんのお目当は、もちろん菊五郎さんの「直侍」。
傘の差し方から、蕎麦の食べ方まで、細かな演技が何を取っても粋でかっこいいーーーーー!!!!!
これからも何度でも菊五郎さんの直侍が観たいです!!
「奥州安達ヶ原」で浜夕を「直侍」で按摩丈賀を演じられた東蔵さんも味わい深くすばらしかった、今月昼の部。
大大大満足の帰りみち、お約束のように温かいかけ蕎麦が食べたくなり、地元に着いてから、百貨店内に入っている大好きな「やぶそば」へ。
三日前から始まったという、大好物の牡蠣のたっぷり入った、牡蠣なんばんそばを戴いて、心もからだも大満足に温まった、うれしい一日になりました。