昨日は、金工作家・盛合とうこさんが出展されているアートフェアへ、以前に盛合さんの展覧会で購入させて頂いた帯留めを付けて。
焦茶無地のいしげ結城に紬の西陣の洒落袋と、葡萄鼠の縮緬の帯揚げに帯〆は黒に銀鼠と焦茶の縮緬組。
帯留めを隠したくなかったので、むじな菊の小紋の長羽織を羽織りました。
いしげ結城がほっこり真綿で暖かなので、長羽織でも胴体の防寒は充分ですが、空いている首元には、シルバーピンクの結城のストールを巻いて。
このすてきな帯留め、持っている私の帯にかなりの割合で合うこともわかり、お手頃価格の私の帯たちをすてきにランクアップさせてくれるありがたい存在。
そして何より、この洗練された造形の工芸品を身に付けさせて頂いているというよろこびが、心を沸き立たせてくれます。
この日は盛合さんご本人にも、作品を身に付けさせて頂いた姿でお会いすることも出来、うれしいひとときを。
今回のアートフェアに出品されていた、花器やオブジェもとても素晴らしく、美しく洗練された造形をじっくりうっとり拝見させて頂きました。
何かと気忙しい師走の宵に、目も心もたっぷりと潤し、充電させて貰えたうれしい一夜でした。