きれいなお菓子の箱や缶は、食べ終わった後も捨てられず、小間物入れに再利用するのが、子供の頃からのお約束。
大人になってからは、箱缶目あてでお菓子を求めることも、しばしば。
四国の徳島のお菓子屋さん「菓游 茜庵」さんのこの一口菓子の詰まった「遊山箱」を見つけてしまったら、もちろん求められずにはいられませんでした!!
江戸時代から日本に伝わる「遊山箱」を徳島の阿波和紙で再現したというこの三段重。藍色のグラデーションがきれいです。
箱だけでなく、中身のお菓子も、それぞれ美しく可愛らしい。
「ゆうたま」と名付けられた錦玉菓子は、徳島の果実を使った、ゆこう、山桃、すだち、梅、柚子の5種類の香りが爽やかで、色合いも美しく、愛らしい姿。
一口羊羹の「和三玉」は、柚子の風味がきいた鳴門金時、丹波黒豆が一粒入った小豆、丹波大納言入りの濃茶の3種類で、ちょうど良い甘さと食感。
焼き菓子「丸わさん」は、純白和三盆を使った抹茶と、生成り和三盆の2種類で、大好物の洋菓子、ポルボローネに似た、ほろほろの口どけがおいしい!!
「一口菓」という名前の通り、一口づつに包まれたお菓子は、食後やお茶のお供に、ほんの一口だけ甘いものが欲しい、という時にぴったり。
少しづつ戴く度に、美しい色や可愛らしい姿にも癒して貰えそうです。
もちろん、食べ終わった後の箱の使い道も、たのしみに!!