太田記念美術館で開催中の特別展「江戸の悪 PART Ⅱ」。
前期の展示へ行って来ました。
今回の展覧会のメインビジュアルにもなっている、血みどろ絵とも言われる様式の浮世絵は、少し苦手な分野。
自身では行こうとは思っていなかったのですが、受講していた浮世絵講座の先生とクラスメイトの方々との鑑賞会ということで、以前にも参加させて頂き、とても有意義な鑑賞会でしたので、今回もありがたく参加させて頂くことに。
血みどろ絵ばかりと思い込んでいましたが、歌舞伎でお馴染みの悪役である盗賊・石川五右衛門や日本駄右衛門、俠客の幡随院長兵衛や、浪人・斧定九郎などの浮世絵が充実していて、うれしい誤算に気付くことに。
そして、嫌がっていたはずの血みどろ絵の、まさしく血の部分の、版画による高度で手の込んだ表現と技術に惹きつけられ、思わず見入ってしまいました。
先生に、直接作品を見ながら、その作品の版画技法について教えて頂きながら鑑賞出来た作品もたくさん有り、とてもありがたい鑑賞会に。
構図なども躍動感があって勉強になるものも多く、苦手などと言って、食わず嫌いで見ないでいることの愚かさも感じて大反省。
貴重な鑑賞会に参加させて下さった、先生とクラスメイトの皆さんに、今回も感謝感謝の鑑賞会でした。