昨日、歌舞伎座で本日まで公演中の「團菊祭五月大歌舞伎」の夜の部へ、行って参りました。
令和最初の歌舞伎座公演。
幕開きは、昭和天皇ご即位の大典を記念して初演され、慶事の折に上演を重ねているという『鶴寿千歳』。
歌舞伎では珍しい箏曲で、時蔵さんが雌鶴、松緑さんが雄鶴を踊る優雅でおめでたい舞踏。
二幕目は、本日の大お目当!!
寺嶋和史くんが七代目丑之助さんを名乗る初舞台の『絵本牛若丸』。
私自身は、三年前の團菊祭での和史くん初お目得から、昨年の髪結新三での丁稚・長松、今年の初春歌舞伎・姫路城音菊礎石での大活躍の舞台を観劇し、今回が四度目の和史くん、そして新丑之助さんの舞台。
毎回のご成長ぶりを頼もしく観劇させて貰っていましたが、今回の初舞台、堂々とした見応えある立ち廻りに、すばらしい新丑之助さんの誕生!!!!!と、これからの活躍がますますたのしみになりました!!
この丑之助さん初舞台の祝幕は、スタジオジブリの宮崎駿監督によるもの。
その絵が、五条橋の上の牛若丸と弁慶だったことから、今回お父様の菊之助さんは、予定していた御厩鬼三太ではなく、武蔵坊弁慶を初役で。
菊之助さんの全く違った一面を見せて貰えた、すばらしい弁慶でした。
お祖父様の菊五郎さんの吉岡鬼次郎、吉右衛門さんの鬼一法眼にうれしそうに見守られながらの、海老蔵さんや松緑さん、菊五郎劇団の皆さんと、豪華な出演陣のおめでたい舞台を堪能させて貰いました。
つづく三幕目は、菊之助さんの白拍子花子の『道成寺』。
引き抜きやさまざまな踊りに惹きつけられ、あっという間の華やかな一幕に大満足!!!
切り幕の『御所五郎蔵』の松也さんの御所五郎蔵、梅枝さんの傾城皐月、右近さんの傾城逢州もすてきで、盛りだくさんの今年の團菊祭を大満喫しました。
今回も幕間のお弁当は持ち込みで。
先月の幕間で、地元、横浜崎陽軒の「ありがとう平成シウマイ弁当」を戴いたので、今月は「新元号記念 令和 お赤飯 シウマイ弁当」を。
大好きなシウマイ弁当のご飯が、大好きなお赤飯に変わったうれしいお弁当!!
終演後には、今年もご一緒して貰った友人二人と、もうお一人、その友人のご友人で、歌舞伎の専門家である方と、さすがの舞台の感想やお話を伺い、語らいながらの軽く一杯のたのしいたのしい一時をご一緒して貰い、三人の友人に感謝感謝!!!の、今年もうれしい團菊祭の一晩をすごさせて貰いました。