明日6/8(火)発売の、文春文庫6月の新刊・田牧大和先生『あなたのためなら~藍千堂菓子噺~』のカバー装画を担当させて頂いています。
『甘いもんでもおひとつ』『晴れの日には』につづく、江戸菓子の魅力と人情がたっぷり詰まった「藍千堂菓子噺」シリーズの第3弾です。
江戸の菓子司「藍千堂」を営む晴太郎と幸次郎。
いとこのお糸の縁談が発端となり、彼女の実家「百瀬屋」が窮地におちいり・・・。
今作のカバーには、そのお糸と、お糸のために奔走する幸次郎を。
「遣らずの雨」「袖振笠」「狐の嫁入り」「通り雨」「逆さ虹」と雨に因んだ各章で構成された本作。
傘を差し掛けるように、距離感を持ちながら不器用な優しさで見守る幸次郎と、勝気なたくましさが魅力的なお糸。
「命さえ惜しくない愛に巡りあったとき人はー」
前作で所帯を持った晴太郎と佐菜の、くすぐったい位の仲睦まじさに、娘のさちのかわいらしさもたまりません!!
今回も、各章に登場する、美味しそうでたまらないお菓子たちを扉絵に描かせて頂いています。
美しくデザインして頂いた、すてきな文庫本。
書店へお越しの際にはぜひ、第一弾『甘いもんでもおひとつ』第二弾『晴れの日には』と合わせ、お手に取ってご覧頂けると幸いです。
下記の文藝春秋BOOKSのサイトからも、各オンライン書店での購入をして頂けます。↓
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167917043
カバー装画と全5章の扉絵の拡大画像は、<時代物Works>のページでご覧頂けます。
既刊の第一弾、第二弾については、こちらをご覧下さい。↓
『晴れの日には~藍千堂菓子噺~』
『甘いもんでもおひとつ~藍千堂菓子噺~』