歌舞伎座で上演中の「十一月吉例顔見世大歌舞伎」夜の部へ行って参りました。
私自身にとって、新型感染症の流行が始まりはじめて歌舞伎公演が中止になってしまった一昨年2月の「二月大歌舞伎」の公演以来のなんとなんと2年9ヵ月ぶりになってしまった歌舞伎座、そして歌舞伎公演です。
ひさしぶりの夜の部一幕目は歌舞伎十八番の内「矢の根」。
荒事の魅力たっぷりな十八番は歌舞伎らしくて大好き。
これからもずっと受け継がれてくれますように。
二幕目は海老蔵さん改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露と八代目市川新之助さんの初舞台を寿ぐ「口上」。
菊五郎さんをはじめとした幹部俳優さんによるユーモアたっぷりのお祝いの口上。
新團十郎さんのさすがのにらみで、無病息災にすごせそう。
三幕目はたのしみにしていた「助六由縁江戸桜」。
襲名公演ならではの豪華な顔ぶれの一幕。
やっぱり助六は歌舞伎の面白さ満載の賑やかさと華やかさで本当に面白い演目。
菊之助さんの揚巻が艶やかで美しく、初々しくかつぎを頑張っていた新新之助さんの助六を観られる時がいまからたのしみに。
これを機に、また足繁くの歌舞伎座、歌舞伎公演通いを復活させられますように。