『あらたなる日々』文庫カバー装画


角川春樹事務所のPR誌『ランティエ』で本年4月号~先月発行の9月号まで掲載され、扉画と挿画を担当させて頂いた、柴田よしき先生の連載時代小説。

明日9/3(火)に、時代小説文庫から、9月の新刊『あらたなる日々ーお勝手のあんー』として、いきなり文庫で発売されます。

大好評の時代小説「お勝手のあん」シリーズの第十弾。

今回の装画には、奉公人から料理人として紅屋に雇われる身となり、住み込んでいた紅屋の二階を出て、あらたに暮らしはじめた長屋でのおやすの姿を。

「料理人として迎えるお披露目の場。おやすの選んだ献立とは」

大旦那さまのご隠居祝いの宴の料理は、果たしてお客さまを満足させられるのか?

変わっていく時代の中、力強く生きるおやすの未来ー。

目の前に起こる様々な事柄に、いつも誠実に懸命に取り組むおやすの精一杯な姿と、おやすを取り囲む人々のやさしさや思いにと、胸が熱くなる素敵な感動がたくさん散りばめられた新作です!!


本作でシリーズも第十弾となり、「あらたなる日々」を歩みはじめたおやす。


第一弾の装画の、お勝手見習い女中として紅屋の台所に立つ、ちいさな少女だったおやすの姿の装画と、敢えて同じアングルで描かせて頂くことで、評判の女料理人として、凛とした美しさを持つ大人の女性へと成長しているおやすの様を表現出来たらと思い、描かせて頂きました。


来月からは『ランティエ』で新シーズンの連載も開始予定。

美しくデザインして頂いた文庫本。

本作からお読み頂いても充分おたのしみ頂けますが、ぜひ既刊の「お勝手のあん」シリーズ9冊と共にお手に取って頂き、女料理人・おやすの成長物語をよりおたのしみ頂けると幸いです。

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