お気に入りのお干菓子、五郎丸屋さんの薄氷。
蛍の薄氷は、初夏の季節の意匠。
季節ごとにさまざまな意匠のある、富山の銘菓「薄氷」の存在を知ったのは、この蛍の薄氷から。
「月あかり耀く早苗の水田、沐われた葦香る水のほとりに、ほんのわずかな間だけ飛び交う蛍」を表現したというお干菓子。
蛍の部分では、胡麻の香りと風味が広がり、ひと味違う味わいになるのもたのしい!!
口に入れるとすっと溶ける和三盆のやさしい甘さのこのお干菓子に、残り僅かとなってしまった今年の青々しい新茶を合わせると、このごろのじめじめ陽気をひととき、清々しくすうっと晴らしてくれるようです。