横浜能楽堂の特別公演ー蝋燭能ーへ行って来ました。
狂言「首引」で、恐ろしいはずの親鬼が、まだ愛らしい姫鬼に見せる子煩悩ぶりに、笑い、たのしんだ後は、蝋燭に火を灯す、火入れ式。
そして、蝋燭の明かりの中での、能「融」へ。
人間国宝・梅若玄祥さんの舞台を拝見するのは、今回が初めて。
梅若家のみに伝わると言う小書、特殊演出の「白式彩色之伝」での上演でした。
汐汲みの老人から、後場で装束が白一式となった融大臣への変化が素晴らしく、蝋燭の明かりの中で、白一式の装束の融大臣の幻想的な姿にうっとり。
素敵な幽玄の世界を体感しました。