今月初旬に伺った「八王子薪能」と、その前に友人たちとお昼を戴いた「とうふ屋うかい」へは、ゆかたで出掛けました。
竹に梅柄の綿紬の浴衣に
知念初子さんの雁と薄柄の紅型の麻の半巾帯で。
半襟を付けて足袋を履き、帯揚げ帯〆も付けて、着物風に着付けて出掛けました。
昼から電車に乗っての外出で、夜はお能鑑賞だったので、浴衣を着物風にと思って着付けて行ったのですが、浴衣と言っても綿紬は、この時期には風も通しにくく厚手。
それに半襟や足袋まで付けると、見た目も体感的にも少し暑苦しかったかな?
帯揚げ帯〆は、着崩れ防止に有効だったと思うのですが、一緒に出掛けた友人が、涼しげな白地に紺色の大柄な菊柄の綿絽の浴衣を半襟を付けずに、素足に下駄で、とっても素敵に涼やかに着こなしているのを見て、やっぱり夏の暑い盛りには、こんな見た目も体感的にも涼しそうな素材と着こなしが素敵だなあ、と思いました。
もうお一人、薪能会場の神社でお会いした、能楽妄想ナイトなどで、ご一緒させて頂いた事のある、お能鑑賞の達人の方。
こちらの方は、深い緑地に白抜きの竹柄の綿絽の浴衣に半襟と足袋を付けて、花織の帯をお太鼓にして、着物風に着付けていらっしゃいましたが、その着姿が、とっても粋で、そしてとても涼やかで、ものすごく素敵でした。
友人にとくと、綿絽の素材の素敵さと涼しさを見せて、話して、教えて貰って、来夏にはぜひ、綿絽の浴衣を手に入れたい!!と熱望した、きもの初心者のゆかたお出かけでした。