歌舞伎座で上演中の「吉例顔見世大歌舞伎」昼の部へ行って来ました。
今回は、お能のイベントでお知り合いになったお友達と一緒に。
彼女は能楽鑑賞の私の先達。
歌舞伎は一度鑑賞したのみとのことで、私が歌舞伎好きなのを知って、一緒にと声を掛けてくれました。
一幕目の「実盛物語」で時代物らしい面白さをたのしみ、二幕目は大佛次郎作の新作歌舞伎「若き日の信長」。
信長、海老蔵さんに合っていて、とても良かったです。
三幕目はお目当ての菊五郎さんの「御所五郎蔵」。
菊五郎さんはやっぱりかっこいい!!そして河竹黙阿弥は面白い!!
と4ヶ月振りの歌舞伎を堪能しました。
その4ヶ月の間、私自身がお能ばかりを4度観ていたからか、歌舞伎と能楽は全く違うものだな、といつも以上にしみじみ感じました。
それぞれの良さがあって、けれども全く違う感覚。
その違いをたのしみ分けて、歌舞伎も能楽も鑑賞し続けられたらいいな。
終演後に友人が連れて行ってくれた、日本酒と肴がすこぶる美味しい素敵なお店で、能楽鑑賞の先達である彼女からの能楽談義と今日の歌舞伎鑑賞の感想を聞かせて貰いながら、そんなことを思った、たのしい一日でした。