ギャラリーハウスMAYAさんの年末恒例の企画展に初めて参加させて頂きました。
今年のテーマは「Good Luck Charms」。
幸運をもたらすと信じられているもの、お守り、世界各地の縁起ものを40人の作家が描く展示。
魅力的な作家さん揃いの企画展に参加させて頂き、とても光栄でうれしく、わくわくするテーマに、いろいろと想いをめぐらせながら、思いっきりたのしんで描かせて貰いました。
私のチャームは「紅」。
赤は古代から魔を祓う神聖な色とされ、神社の鳥居などにも用いられて来ました。
その中でも紅花は、血の巡りを良くし、女性のからだを病気から守ると信じられて来たことから、帯祝いの腹帯や紅花染めの産着、お宮参りに赤子の額に紅を使い、還暦にはちゃんちゃんこや頭巾が紅で染められました。
紅化粧にも、魔除けの意味があるとされて来ました。紅は、人の人生の節目に寄り添う、お守りとして信じられて来たのです。
(そのほかの紅についてのお話しは、小町紅〜紅のお話し〜をご覧下さい。)
その「紅」を差す、江戸時代の娘を描きました。
テーマに合わせて、帯と紅猪口・襦袢・着物を松・竹・梅柄に。
40人の作家さん、それぞれが描くラッキーチャーム。
とっても見応えあるたのしい展示で、幸運パワーに満たされた、すてきな企画展です。
出品作品の拡大画像は<時代物Original>のページでご覧頂けます。