Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「俺たちの国芳わたしの国貞」展へ行って来ました。
ボストン美術館所蔵の国貞・国芳の作品170件(約350枚)と大規模な展示。
3月の開催当初から大混雑が報道されていたので、少し混雑が治まってから、と思っているうちに終了間際のこんな時期になってしまい、想像通りの大大大混雑の会場。
渋谷という土地柄もあるのでしょうか?若い人も多く、会場全体が熱気に溢れていました。
ほんとうは、ゆっくりじっくり近づいて見たい、国貞・国芳の浮世絵作品ですが、こういう状態の美術展では、いつもとはモードを変えて、鑑賞。
ぱっと見て、好みではない作品や以前に見た事のある作品には、近寄る為に並ぶのはあきらめて遠目で(涙目で?!)鑑賞し、好みでどうしても近寄って見たい絵にだけ、がんばって並び、近くまで行って鑑賞。
国貞の「当世好男子伝」の松・竹・梅や、国貞の「秋野七草しげり乃景」「五人男揃浴衣」「あつまのわか手五人男」などの揃い物が揃って、保存状態の良い鮮やかな色合いで見られたのは良かったです。
鑑賞する一個人の勝手な願いとしては、充実した作品揃いだったので、尚更ゆっくりじっくり近くで鑑賞したかったのですが、人気者の国芳と実力者の国貞の近年の展覧会の盛り上がりぶりをはっきり肌で感じた、熱い熱い展覧会会場でした。