先月末までサントリー美術館で開催されていた「鈴木其一〜江戸琳派の旗手〜」展へ行って来ました。
鈴木其一初の大回顧展という今回の展覧会。
「大琳派展」などの琳派の展覧会で見ている「群鶴図屏風」や「夏秋渓流図屏風」、そして「朝顔図屏風」などの大作は、実物を間近で見られると、何度見てもたくさんの発見と感動があってうれしい。
今回の展覧会では、節句の掛物「節句掛」で、本絵の周囲の表装部分まで絵画として描く「描表装」が数多く展示されていて、其一のデザインセンスを堪能出来ました。
そしてサントリー美術館を訪れる際のもうひとつのたのしみが、併設されている加賀麩の不室屋さんがプロデュースされているカフェへの立ち寄り。
好物の治部煮やふやきのお汁のお弁当もおいしいので惹かれますが、今回は後に会食の予定があったので、麩あんみつを。
お麩屋さんのおいしいお麩の入ったあんみつで、疲れた目と頭を癒しながら図録をめくると、展示替えで今回見られなかった作品の中に、好みのものがちらほら。
また別の機会に、それらの作品に出会えるといいな。