『小説新潮』10月号挿絵

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新潮社『小説新潮』10月号掲載の植松三十里先生「落ちのびよ」のタイトルイラストを描かせて頂きました。

植松先生の作品の挿絵を描かせて頂くのは、今年の『小説新潮』7月号に掲載の「八犬伝の筆」に続き、今回で二度目です。

今回は、落城間近の大阪城から、豊臣家の遺児・国松と共に、乳母・おときと、守役・田中六左衛門、近習・平三郎とが脱出する、劇的な前後を描いたお話し。

幼いながらに一生懸命に立派で心優しい国松と、見事な主従ぶりで国松に尽くす、おときたちの姿に胸が熱くなり、涙が止まらなくなってしまう、素晴らしいお話しです。

お話しの世界に引き込まれてしまい、登場人物の言動に感動しているうちに、いままでは自分の中で、複雑だと思えてしまっていた、この当時の歴史上の人間関係や様々な背景までが、ストンと理解出来てしまっていた事にも感動しました。

すばらしいお話しの挿絵を描かせて頂き、大変光栄です。
ありがとうございます。

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『小説新潮』7月号・植松三十里先生「八犬伝の筆」挿絵については、こちらをご覧下さい。↓
『小説新潮』7月号挿絵

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